毎日、暑い日が続きますが、梅雨明けの前に夏の土用の季節がやってきます。
2024年の夏土用の期間は7月19日(金)から8月6日(火)までになります。
夏の土用といえば有名なのは、うなぎを食べる「土用の丑」(どようのうし)ですね。
そして、土用の期間には「してはいけないこと」もあります。
そんな時は土用期間の特別な日「間日」(まび)をうまく活用すれば乗り切ることができますよ。
今回は、夏土用の意味や期間、そして「間日」や「土用の丑の日」について詳しく解説します。
夏土用とは?その意味と期間を解説
土用とは、中国の古代思想「陰陽五行説」(いんようごぎょう)に由来するもので、旧暦における「雑節」と呼ばれる特別な期間です。
また「立春」「立夏」「立秋」「立冬」などの二十四節気(にじゅうしせっき)も旧暦の1つになります。
土用は夏だけではなく春夏秋冬と一年に4回あります。
季節の土用 | 時期 | 注意事項 | 備考 |
---|---|---|---|
春土用 | 4月中旬〜5月上旬 | 気温の変動に注意が必要 | 「戌の日」(いぬのひ)に「い」をつくものや白い食べ物を食べると良い |
夏土用 | 7月中旬〜8月上旬 | 夏バテ、熱中症予防が重要 | 「土用の丑」にうなぎや「う」の食べ物を食べる風習があり |
秋土用 | 10月中旬〜11月上旬 | 秋から冬への移り変わりの気温変化に注意 | 「辰の日(たつのひ)」に「た」のつくものや青いものを食べると良い |
冬土用 | 1月中旬〜2月上旬 | 寒さ対策と風邪・感染症予防が大切 | 「未(ひつじ)」の日に「ひ」のつく物や赤い物を食べるといいと良い |
※冬土用と春土用についての記事になります。
夏土用とは、夏の季節に訪れる土用期間を指します。
土用は季節の変わり目で、特に夏土用は暑さがピークに達する時期です。
この時期には、熱中症や夏バテなどで体調を崩しやすく、特に体調管理や生活習慣に気をつけましょう。
2024年の秋土用は10月20日から11月6日までの18日間になります。
この期間も秋から冬の季節の変わり目になります。引き続き体調管理に気をつけていきたいですね。
2024年、夏土用の期間はいつ?
夏土用の期間は、立秋の前の約18日間です。
例年、7月20日頃から8月6日頃までが夏土用の期間になります。
夏土用の期間中には、特にうなぎを食べる「土用の丑の日」が有名です。
【2024年夏の土用期間】
土用の期間 | 日付 |
---|---|
土用入り | 7月19日(金) |
土用明け | 8月6日(火) |
夏土用の風習と行事
土用期間には「土用干し」と呼ばれる風習があります。
土用の時期に梅干しを日光に当てることで水分を飛ばし、保存性を高めるとともに、風味を向上させることができます。
※二十四節気の芒種(ぼうしゅ)についてはこちらの記事で紹介しています。
間日とは?夏土用に関わる間日の過ごし方
間日(まび)とは、土用の期間中において「土いじり」をしても災いが避けられる日となります。
土用の期間中は「土公神」(どぐじん)と呼ばれる神様が土を支配しており、土に関係する作業を行うとトラブルが起こるとされています。
しかし、間日はこの神様の支配力が弱まるため、土いじりをしても大丈夫な日とされているのです。
その他にも土用にはいくつか避けることがあります。
夏土用の間日(まび)の日のカレンダーです
夏土用の間日は「申の日」「卯の日」「辰の日」になります。
2024年の夏土用の間日は以下の通りです。
夏土用・間日 |
---|
7/19(金)、7/26(金)、7/27(土)、7/31(水) |
夏土用の間日の過ごし方
間日には、土用期間には避けたい「土いじり」や「引越し」、「新しいプロジェクトの開始」などを行うことができます。
その他には「庭の手入れ」、「家の修繕」、「旅行に行く」にも良いとされています。
しかし、間日とはいえ無理をしないことも重要です。
特に夏の土用期間は暑さも厳しく、体力を消耗しやすい時期ですので、十分な休息と水分補給を心がけることが大切です。
無理のない範囲で計画し、健康に気をつけながら作業を行うようにしましょう。
土用の丑の日とは?うなぎを食べる理由
夏の土用といえば「土用の丑の日」が有名ですね。
2024年の土用の丑の日は2回あります。
2024年、夏土用の丑の日 |
---|
7/24(水)、8/5(月) |
土用の丑の日の由来
土用の丑の日は、夏土用の期間中に訪れる丑の日のことを指します。
この日は、古くからうなぎを食べる習慣があります。
その由来は、夏の暑さに負けないように、栄養価の高いうなぎを食べることから来ています。
なぜうなぎを食べるのか?
うなぎは、栄養価が高く、特にビタミンB群が豊富に含まれています。
夏バテ防止や体力回復に役立つとされており、土用の丑の日には多くの人がうなぎを食べます。
また江戸時代の学者・平賀源内の提案で、土用の丑の日に鰻を食べる習慣が全国に広まったととも言われています。
夏の土用の日は「うな丼」や「うなぎの蒲焼き」、「ひつまぶし」など、様々なうなぎ料理を楽しむと良いでしょう。
土用の丑の日の食べたい「う」の食べ物
土用の丑の日には、うなぎを食べる以外にも、「う」のつく食べ物を食べるといいといわれています。
暑い時期ですので、体力をつけ消化に良い食べ物を食べると良いでしょう。
季節の食材や食べやすい食材を活用して、元気で健康的な夏を過ごしましょう。
【「う」のつく食べ物】
夏土用の期間中は、体調管理に気を付けながら過ごすことが大切です。
特に暑さが厳しい時期なので、こまめな水分補給や適度な休息を心がけたいですね。
夏土用期間の過ごし方
夏土用の過ごし方をご紹介します。
夏土用の過ごし方のポイント
夏土用の期間中は、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。特に夏は暑さで体力が消耗しやすいため、以下のポイントに注意して過ごしましょう。
夏の土用期間に運気を上げる方法
夏土用の期間中に運気を上げるための方法です。
暑い夏の季節を上手に過ごして運気上昇したいですね。
特に2024年7月29日は、縁起の良い「一粒万倍日」「天赦日」「大安」が重なる最強開運日です。
神社参拝へおすすめの神社5選の記事になります。
避けるべき行動や注意点
夏土用の期間中には避けるべき行動がいくつかあります。
夏の土用期間は季節の変わり目で、特に暑い時期と重なります。
無理のないようにご自分を労りながら、お過ごしください。
夏土用の間日を賢く活用!土用の丑の日の過ごし方も【まとめ】
2024年の夏土用は7月19日から8月6日までです。
この期間中には、土いじりや新しいことを避けるとされていますが「間日」には例外的にこれらの活動を行うことができます。
そして、夏土用の土用の丑の日には、うなぎをはじめとした「う」のつく食べ物を食べることで、暑い夏を乗り切る栄養補給ができますよ。
最後に、土用期間をうまく乗り切るためのアドバイスです。
体調管理に気をつけて、夏土用を健やかに過ごしましょう。
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