4月16日から春土用の期間が始まります。
土用とは、中国古来の「陰陽五行説」に由来し、旧暦における「雑節」と呼ばれる特別な期間のことをいいます。
全ては陰陽と五行(木・火・土・金・水)から成り立っているという考えです。

土用は陰陽五行説に基づいており、気候の変わり目で体調を崩しやすい時期といわれています。
旧暦の「雑節」とは、二十四節気とは別に設けられた期間で、土用はその中の1つです。

季節のニュースで、よく聞く「立春」「立夏」「立秋」「立冬」などの二十四節気(にじゅうしせっき)も旧暦の1つです。
土用は、二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬の前後の約18日間のことをいいます。
土用の時期には、生活習慣を見直しや体を冷やさないよう気を付けるなど健康管理が重視されています。
今回は
- 2025年春土用にしてはいけないこと
- 「間日」(まび)について
- 春土用に食べるといいもの
などについて解説します。
2025年の春土用、土用期間にしてはいけないこととは?

2025年の春土用の期間になります。
春土用の期間 | 日付 |
---|---|
土用入り | 4月17日(木) |
土用明け | 5月4日(日) |
5月5日(月)から暦の上で夏をあらわす「立夏」になります。
土用期間にしてはいけないことは、いくつかあるのでご紹介します。
土用の期間は、特に土に関することをすると土の神様の災いが起こるといわれています。
(その他にも土用の時期は体調を崩しやすいため「農業をお休みしましょう」という説もあります)
春土用に避けることは
- 土いじりや庭仕事など土を動かすこと
- 家の建築、地鎮祭、井戸掘りなど
- 家を買う、結婚などの新しいこと
- 旅行などの場所の移動
などが良くないといわれています。
でも、どうしても土いじりなどをしたい時がありますよね?
そんな時は土用の間日(まび)を活用しましょう。
間日の日は、土いじりなどをしても災いが起きない日です。
春土用の間日(まび)の日のカレンダーです
春土用の間日は「巳の日」「午の日」「酉の日」になります。
春土用・間日 |
---|
4月18日、4月19日、4月22日、4月30日、5月1日、5月4日 |
※暦を詳しく調べるには、暦(こよみ)の本で詳しく調べられます。
⭐️他にもおすすめ記事「冬土用」についての紹介です。
土用には春夏秋冬の4種類の土用があります

土用には、季節の変わり目に当たる春夏秋冬の4種類の土用があります。

一番有名なのは、夏の土用の「土用の丑」にうなぎを食べる風習です。
4種類の土用の季節と注意点をまとめました。
- 春の土用(4月中旬〜5月上旬):気温の変動に注意が必要になります。
- 夏の土用(7月中旬〜8月上旬):夏バテ、熱中症予防が重要です。この時期に「土用の丑」でうなぎを食べる風習あります。
- 秋の土用(10月中旬〜11月上旬):秋から冬への移り変わりの気温変化に注意しましょう。
- 冬の土用(1月中旬〜2月上旬):寒さ対策と風邪・感染症予防が大切になります。
いずれの土用の時期も、気温や湿度の変化が大きいため、体調を崩しやすくなります。
規則正しい生活習慣と健康管理に気をつけましょう。
夏の土用と秋の土用はいつ?
夏土用期間は、2025年7月19日〜8月6日。
秋土用期間は、2025年10月20日から11月6日になります。
夏の土用の丑の日は、夏土用の丑の日は、7月19日と7月31日の2回あります。
この時期は猛暑が続き、体調を崩しやすいため、栄養価の高い鰻(うなぎ)などの食材を食べて、夏バテを予防したいですね。
春土用に食べるといいもの

春土用の期間に食べるといいものがあります。
春土用の日は「戌の日」(いぬのひ)に「い」をつくものや白い食べ物を食べると良いといわれています。
春土用の「戌の日」(いぬのひ)は、4月23日(木)になります。
季節の変わり目ですので、胃腸に良い消化の良い食べ物を選ぶと良いでしょう。
【「い」のつく食べ物】
- いわし:豊富なDHAを含む青魚で、健康に良いです。痛みやすいので早めに食べましょう。
- いちご: 甘くて美味しい春の果物です。子どもも大人も人気な果物です。
- イカ: 刺身や煮物に適しています。新鮮なイカを選びましょう。
- いんげん豆: 春の旬の野菜になります。栄養が豊富です。
- 芋: 里芋など白い芋を使った料理が春土用には良いです。
【白い食べ物】
- 大根:白くてシャキシャキした大根は、消化にも良く春の土用にぴったりな野菜です。
- かぶ:大根より柔らかくサラダや煮物、漬物に使われることが多いです。
- うどん:温かいうどんやざるうどん、釜揚げうどんなど、うどんを使ったメニューは豊富で食べやすい食材です。
- とうふ:柔らかく子どもも大人も食べやすく、煮物や揚げ物、湯豆腐、冷やっことして食べても胃に優しい食材です。
春土用の時期に気をつけること

春土用の期間は、春の新生活の変化によって心身ともに疲れやすい季節になります。
気候の寒暖差や体調の変化にも注意が必要です。
春の土用期間を元気に過ごすためには、次のことに気をつけてください。
- 食事のバランスを整える:旬の食材を取り入れ、野菜や果物を食べることで免疫力アップをしましょう。
- 適度な運動を取り入れる:春の土用は気候が穏やかな時期です。散歩やストレッチヨガなどの軽い運動を取り入れることで、体をリフレッシュさせましょう。
- 十分な睡眠を確保する:睡眠は健康の基本です。規則正しい生活リズムを整え、十分な睡眠を確保することで体調を整えます。
- ストレスを解消する:ストレスは健康に悪影響を与えます。趣味やリラックスする時間を持ち、心身のバランスを保ちましょう。
- 掃除をしてみる: 適度に家や部屋を掃除してみましょう。いらない物を処分すると気分もスッキリします。
他にも春の旬の食べ物でもある
- 春キャベツ
- たけのこ
- 新じゃがいも
などを食べることで健康を保ちましょう。
ぜひ心がけてみてください。
※DVD付きのヨガの本だと家もヨガの練習ができます♪
2025年の春土用、土用期間にしてはいけないこととは?【まとめ】

2024年4月17日〜5月4日まで春土用となります。
土用の時期は、季節の変わり目で体調を崩しやすいといわれています。
土用の期間に避けることは次の4つです。
- 土いじりや庭仕事など土を動かすこと
- 家の建築、地鎮祭、井戸掘りなど
- 家を買う、結婚などの新しいこと
- 旅行などの場所の移動
土用期間でも土いじりができ、旅行が行ける「間日」(まび)を活用して、上手に土用の時期を乗り切りましょう。
間日は4月18日、4月19日、4月22日、4月30日、5月1日、5月4日になります。
春の土用を健康的に過ごすことで、夏の季節への準備を整えることができます。
土用期間も無理せず、元気に過ごしましょう。

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