神社参拝の正式な方法をご存知ですか?
私は5年前に趣味で神社仏閣巡りを始めて、神社参拝の作法を本などで勉強しました。
2019年から5年間で100ヶ所近くの神社仏閣巡りをしてきました
神社を参拝する際には、各神社の歴史や神様について学びながら、本殿の神様へ感謝の気持ちを捧げています。
神社や地域によって参拝方法が異なる場合もありますが、基本的な参拝マナーは共通しています。
今回は神社の参拝方法、服装や日にち、参拝時間などのマナーをご紹介します。
一般参拝とご祈祷の違い
神社参拝には主に「一般参拝」と「ご祈祷(ごきとう)」があります。
「ご祈祷」は社殿に上がって参拝するするので「昇殿参拝」(しょうでんさんぱい)ともいわれます。
今回は「一般参拝」の参拝方法についてご紹介します。
まずは、一般参拝とご祈祷の違いについて簡単にご説明します。
【一般参拝】
- 本殿の前で拝礼をするのみ
- 日常的な願い事や感謝の参拝
- お賽銭(おさいせん)のみ
- 基本の参拝マナーのみ
- 参拝は拝観時間内は自由に参拝できる
【ご祈祷】
- 授与所で受付をし、祈願内容を紙に書く
- ご祈祷料(初穂料)を授与所で納める
- 本殿まで昇殿して参拝する
- 神職によるご祈祷がある
- お宮参りや七五三など大事な行事の参拝が多い
- ご祈祷の時間は予約などで決まった時間に参拝することが多い
一般参拝は、日常的で簡単な参拝方法なのに対し、ご祈祷は神職のお祓い(おはらい)や決まった所作などを行います。
神社参拝の服装や日にちは?
神社は自分自身と神様を繋ぐ神聖な場所でもあるので、一般的な参拝マナーを知っておくと良いでしょう。
参拝する時の服装
神社参拝の服装は、清潔感のある服装なら普段着でも構いませんが、短パンやサンダル履きなど肌の露出の多い格好はやめましょう。
またスウェットやジャージなどラフすぎる格好も避けた方が良いでしょう。
ご祈祷を受ける時は男性はスーツ、女性はワンピースなどフォーマルな服装で参拝してください。
参拝する日にち
神社参拝を避けた方が良い日もあります。
- 「何事も成就しない日」と言われる『不成就日』(ふじょうじゅび)
- 日本の暦上の占いの「六曜」の1つである『赤口』(しゃっこう)、『仏滅』(ぶつめつ)
- 家族が亡くなり、四十九日の法要までの期間の『忌中』(きちゅう)など
神社に行くならできれば開運日や縁起の良い日がいいでしょう。
※開運日の「一粒万倍日と天赦日 2024 最強開運日 元旦以外にもおすすめ神社5選」をご紹介しています。
※大安も神社参拝には縁起の良い日になります。
参拝時間
おすすめの時間帯は、人の少ない時間の早朝や午前中の参拝です。
午前中の方が清らかな気が流れていて、お願いした願いが叶いやすいともいわれています。
遅くとも午後3時くらいまでの参拝が良いとされています。
夕方や夜の参拝は、防犯上もあまり良くないでしょう。
神社参拝方法の作法やマナーは?
神社や地域によって参拝方法が違う場合がありますが、神社参拝の一般的な正式方法です。
鳥居の前で一礼
神社参拝の際、まず鳥居を通ります。
鳥居は神聖な領域です。鳥居は俗世と神様の領域の境目といわれています。
まずは軽く一礼して通りましょう。
真ん中を歩かない
鳥居を通る際は、真ん中を避けて歩きます。
参道の中央は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、神様が通る場所です。
そのため参道の真ん中は避けて歩きましょう。歩く際は、左側か右側を歩きます。
手水舎(ちょうずや)で手と口を清める
参拝の前に身心を清めるため手水舎(ちょうずや)で手と口を清めましょう。
- 右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲み(くみ)左手を洗い清める
- 左手に柄杓(ひしゃく)を持ち替えて、水で右手を洗い清める
- 柄杓(ひしゃく)を右に持ち替えて、左手に水を受け口をゆすぎます。(直接、柄杓を口に付けないようにしましょう)
- 最後は柄杓を立て、残った水で柄をすすぎ元の位置に戻す
お賽銭(おさいせん)を静かに入れる
お賽銭は神様へ感謝や願いの気持ちを形にします。
お賽銭の金額に特に決まりはありませんが、5円や50円のお賽銭には「ご縁を結ぶ」という説もあります。
お賽銭を入れる前に軽く一礼をし、静かに賽銭箱に入れましょう。
お賽銭は投げて入れないようにしましょう
お賽銭の近くに鈴があれば、お賽銭を入れた後に静かに鈴を鳴らしましょう
二拝二拍手一拝
拝殿の前で「二拝二拍手一拝」(にはい・にはくしゅ・いっぱい)をします。
神社参拝時の一般的な基本的な作法です。
順番としては
- 二度のお辞儀
- 二度の柏手(かしわで)『拍手』
- 神様に手を合わせて、感謝の気持ちを捧げた後に自分のご祈願(きがん)をする
- 最後にもう一度深くお辞儀を行う
お辞儀の角度は90度にしましょう
二拍手の際、右手を少し下にずらして手を叩きます
最後に手を戻して両手で胸の前に手を合わせます
御朱印の授与は参拝が終わってから
神社参拝の証でもある御朱印を授与していただく時は、参拝を済ませてからにしましょう。
社務所や授与でいただけます。
全国の神社の御朱印巡りも楽しいですよ。
帰りも鳥居をくぐったら一礼する
帰る時も真ん中を避け参道の左か右を歩き、鳥居をくぐった後に本殿の方を向き一礼します。
心の中で神様にご挨拶して帰りましょう。
その他の注意点
神社参拝をした後に願いが叶ったら、神様に感謝の気持ちを伝える「お礼参り」をしましょう。
神社は神聖な場所です。大きな声での会話を控え、静かに心を落ち着けて参拝します。
また写真撮影をする際には、他の参拝者の迷惑にならないようにしましょう。
神社によっては、本殿や神像の撮影は禁止されている場合があるため事前に確認が必要な場合があります。
神社は神様への感謝や願いを伝える場所でもあります。
参拝者一人ひとりが敬意を持って行動しましょう。
※こちらの本にも神社参拝についての作法が書かれています。
実際に私も読み、神社開運方法など参考になりました。
神社参拝方法の作法やマナーは?服装や日にちなど【まとめ】
一般的な神社参拝の作法に厳格な決まりはありませんが、服装など基本的なマナーや作法を守ることで、神様に失礼のない参拝ができます。
【基本的な一般参拝の作法】
- 鳥居の前で一礼
- 鳥居の真ん中を歩かない(左か右を歩く)
- 手水舎(ちょうずや)で手と口を清める
- お賽銭を静かに入れる
- 二拝二拍手一拝をする
- 鳥居をくぐった後も一礼
になります。
これからも作法やマナーを守りながら、神社参拝をしていきたいですね。
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